小規模事業所ならではの丁寧な支援体制
生活介護事業所eachは、札幌市南区川沿に位置し、障がいのある方々が日中の時間を有意義に過ごせる場所を提供しています。小さな事業所という特性を最大限に活かし、仲間一人ひとりにゆっくりじっくり寄り添いながら支援を行うことを大切にしています。生産活動や外出活動を通じて、利用者さんと共に喜びや楽しみを感じあえる時間を創出し、食事やトイレなど日常生活で介助が必要な方へのサポートも丁寧に提供しています。
送迎車両の運転や添乗業務も含め、利用者さんの安全で快適な一日をトータルでサポートする体制が整っています。未経験からスタートするスタッフも多く、先輩が丁寧に業務を教えるため安心して働き始めることができます。古参・新人という垣根を越えて、全てのスタッフが対等な立場で意見を出し合い、より良い支援のあり方を一緒に考えていける環境があります。
多様なサービスで暮らし全体をサポート
株式会社ONEが運営する生活介護事業所eachでは、生活介護サービス事業と居宅介護サービス事業の2つの柱で、障がいのある方々の暮らしを多角的に支援しています。生活介護サービスでは、事業所に集まった仲間たちと作業やレクリエーション、お買い物やお散歩などの外出活動に取り組み、充実した日中の時間を過ごせるよう工夫しています。一方、居宅介護サービスでは、利用者さんのご自宅を訪問し、食事・入浴・排せつ・家事といった生活に必要な支援を提供しています。
さらに、ショッピングや旅行などの外出支援、悩みの相談対応など、生活の質を高めるための幅広いサポートを行っています。小さな事業所だからこそ、スタッフはさまざまな業務に携わることができ、利用者さんの多様なニーズに柔軟に対応することが可能です。それぞれのスタッフが「やってみたい」と思ったアイデアを実現できる自由度の高さが、サービスの質の向上につながっています。
理念に基づいた社会づくりへの挑戦
株式会社ONEは「本人の想いを大切に、そして本人が主(一人の人間)となる社会の構築をめざす」という明確な理念を掲げ、2022年に設立されました。代表取締役の佐藤竜太郎氏が10年前に障がい福祉業界に入った当時、札幌では障がい福祉サービスを利用する方々が「自分が心から過ごしたい場所で、心からしたい」と思える選択肢が極めて限られていました。多くの方が本来のニーズとは異なる選択を余儀なくされていたこの状況を、事業を通じて改善したいという強い使命感が会社の基盤となっています。
加えて、福祉業界で働く人たちにも、この仕事を通じてワークライフの充実を実現してほしいという想いを持っています。障がいを抱える人もそうでない人も、誰もが自分で選択した場所で自分らしく生活できる社会の実現に向けて、スタッフ一同が日々努力を重ねています。2023年2月17日に正式に設立された同社は、この理念を実践し続けています。
個性を尊重し合える場所づくり
「each=それぞれ」という名前には、多様な境遇やストーリーを持つ人たちが、それぞれの個性を大切にしながら集まり過ごせる場所にしたいという願いが込められています。利用者さんとスタッフという関係性を超えて、お互いが自分の強みや得意なことを見付けあおうとする姿勢を大切にしており、「自分らしくいるって何だろう」という共通の問いに向き合いながら、共に成長していける環境を整えています。障がいの有無に関わらず、誰もが抱える悩みを一人で抱え込まずに、仲間と分かち合えることが大きな特徴です。
現場で働くスタッフからは「利用者さんの素敵な笑顔から毎日元気をもらいながら楽しく働けている」という声が聞かれます。小規模ならではの温かい雰囲気の中で、毎日変化に富んだ一日を送ることができ、新鮮な出来事や楽しさ、時には難しさも含めて、スタッフ自身を成長させてくれる職場です。利用者さんとスタッフが共に小さな一歩の喜びを分かちあえる、そんな温かいコミュニティが形成されています。
